最初のうちは日本語の文章を考え、それを英訳します。
特に最初は直訳します。
しかし、そこには落とし穴があります。
それは「日本語は主語を省略」することです。
このせいで日本語の文章を英訳することで最初は苦労しました。
例えば、メールにファイルを添付して送信する場合、メール本文に、
例:ファイルを添付しました。
と書きます。
このように日本語は主語を省略します。
そして英訳するときに苦労します。
文章の組み立てで混乱し時間を要します。
主語を考える
まずは主語を考えます。
これで文章の組み立てが楽になります。
そうすると、文章の動詞や目的語などもはっきりしてきます。
「ファイルを添付しました。」
↓
「わたしがファイルを添付しました。」
↓
I attached files.
と組み立てていきます。
今回の例は短い文章で「そんなこと簡単じゃないか!!」と思われるかもしれんせん。
が、文章が長くなるほど重要になります。
「日本語で文章を考える」→英訳する、そのときはこれを意識してみてください。
英訳作業が楽になります。
次の文章を例にしましょう。
例えば、問い合わせを受けた製品は製造中止になっており、類似品を提案する場合、
例:
ご不便をおかけし申し訳ありません。
製品AAAの製造は終了しました。
ただし、類似品の製品BBBがございます。
よろしければ仕様、価格の詳細をお送りします。
考え方:
ご不便をおかけし申し訳ありません。
謝罪をするのは、問い合わせを受けた会社です。メール返信者です。
主語は「わしたち」になります。
英語では「弊社」を「わたしたち」と表現します。
従って、「We apologize for any inconvenience.」となります。
次に「製品AAAの製造は終了しました。」
製品を生産終了したのは「わたしたち」です。これが主語になります。
従って、「We have stopped the production of product AAA.」となります。
最後に「ただし、類似品の製品BBBがございます。よろしければ仕様、価格の詳細をお送りします。」です。
これも同じ要領です。
However, we have similar product called “BBB”.
We can send you the detailed specification and price if you prefer.
どうでしたか。
イメージできましたか。
まずは主語を考える。
トライしてみてください。
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